今回ご紹介するのは、西国分寺駅から徒歩2分、いずみホールのすぐ側にある『土鍋炊きごはん とらや』。
一見、お茶屋さんかと思うような風情のある店構えです。
店頭には、店主さんのお料理にかける意気込み・想いが書かれたお品書きが掲示されています。食材に対する愛情を感じる言葉に、お料理を頂くこちらの気持ちも引き締まります。
木目調の家具や壁があたたかみのある店内。机の上にはお花が飾られていて、お客様の心をなごませます。奥様がいつもお花を欠かさないように、気をつけているのだそう。
正面の壁には、先代・店主夫妻の似顔絵が飾ってあり、二人に見守られているような気持ちになるという店主さん。店名の「とらや」とは、先代店主のお名前「寅吉」から名付けたのだとか。「とらさん大衆食堂」として長年、地元の方に親しまれていた同店は、2014年に代替わりした際「土鍋炊きごはん とらや」として、気持ち新たに生まれ変わりました。
小上がりにはこたつもあり、掛け軸のあるお席は、「ここに座ると運気がアップする」と地元の方には有名なお席なのだとか。人気のお席なので、お早めに♪
こちらは炊き立てのごはん。湯気がふんわり甘く、お米の一粒一粒が立っています。
お米は秋田県産の「淡雪こまち」で、ふっくらモチモチとした食感が魅力。じっくり熱が伝わる土鍋で炊くことで、よりふっくら、香りよく炊き上がります。
メニューは魚を中心に5種類ほどあり、こちらは「出し巻玉子定食(1,000円・抹茶つき1,200円)」。土鍋で炊いたごはんにシジミのお味噌汁、大きな出し巻き玉子に、小鉢が5皿も付いた、身体も心も喜ぶ定食です。
お味噌汁と小鉢は日替わりで、本日の小鉢は「切干大根」「菜の花の辛子和え」「お漬物」「炊き合せ」「里芋の含め煮」。旬の食材を一番美味しいカタチで味わって頂きたいと、食材の声に耳を傾けながら調理しているそうです。こちらの出し巻き玉子(500円)はお持ち帰りもできるそう。
こちらは「ぶりの照り焼き定食(1,000円・抹茶つき1,200円)」。今が旬のぶりは、ほどよく脂がのって身もぷりぷり。記者も頂いたのですが、ごはんがすすむこと、すすむこと♪箸が止まりません。
食後に頂いたお抹茶と小菓子。お食事を楽しんだ後、ゆっくりとお抹茶を頂くとなんだか気持ちがやすらぎ、ホッとします。
ゆったりとした時間の中、店主さんが奥様とのなれそめを披露。もともとお客様だったという奥様は、店主さんがつくるお料理の味に惹かれて週に四日も通っていたそう。そのため、ちょっとでも味がかわるとすぐにわかるそうで、「奥さんが一番のお客さんだから、安心してつくれるんだよ」と、顔をほころばせる店主の守屋智好さん。
「二人みたいなご夫婦になりたい」とおっしゃるお客様も多く、常連さんの中からなんと7組ものカップルが誕生したそう! 記者も素敵なアドバイスをたくさん頂きました。
「お土産に」と包んで頂いた出し巻き玉子をお家で頂いたところ、出汁がふわっと香り、しっとりと上品な味わいで、とっても美味♪今までに食べたことのない出し巻き玉子でした。
心のこもった美味しいお料理で心豊かな時間がすごせる同店へ、皆さんもぜひ、いらして下さいね。
※ 価格は全て税込
土鍋炊きごはん とらや
042-324-2080
国分寺市泉町3-29-12 (地図)
11:30~14:00 17:00~21:00
定休日 木曜日
駐車場なし
※記事は2017年3月時点のものです。