嘉永5年に創業した、『御菓子司 亀田屋』。
大國魂神社の近くに店舗を構え、創業時から変わらない製法で和菓子を作り続けているお店です。
店内には、生菓子からあられまで、様々な和菓子が並んでいます。
亀田屋の二大人気商品は、鮎の形をした「鮎もなか」と「鮎の里」です。
「鮎もなか」は、明治40年に4代目が考案したものです。
明治天皇が多摩川の鮎を御賞味されていたことから、明治40年以来、府中の名物として知られています。
20~30代の若い方にも人気の商品です。
「鮎の里」は、どらやきの皮で、信玄餅(求肥)とこしあんを包んだものです。
50年前に先代が京都を旅した際に、立ち寄った和菓子屋でヒントを得たことから生まれた商品です。
まとめ買いをしていく、根強いファンの方もいらっしゃるそうです。
「焼きだんご」は、老若男女、幅広い層に人気のある定番商品です。
おだんごの生地には添加物は一切使わず、上新粉のみで作られています。毎朝その日に販売する分を作っており、作り置きはしていません。
創業当初から変わらぬ味の焼きだんご。昔からのつぎ足しで作られてきた秘伝のタレに、嘉永5年から続く味の奥深さを感じます。
栗むし羊羹も、根強い人気商品のひとつです。
生の栗から作られているというそのこだわりに、職人魂と伝統を感じますね。
機械や添加物を使わずに昔ながらの製法で作り続けるということは、生半可な気持ちでできることではありません。
「作り方は大変だけど、ずっとこの作り方を続けていきます。」と話してくださった、村木社長。
「町の和菓子屋として、本物を作り続けたい。」
嘉永5年から受け継がれてきた想い、そして味と出逢える亀田屋に、ぜひ足を運んでみてください。
素朴でやさしいおいしさの和菓子たちが、お店で待っています。
御菓子司 亀田屋
042-361-2038
府中市宮西町2-8-1(地図)
9:30~18:30
定休日 水曜日
駐車場なし