鴨下酒店

分倍河原駅から徒歩12分、西府駅から徒歩5分。20号線、甲州街道と旧甲州街道の分岐するところに『鴨下酒店』はあります。

まだ西府駅もなく、コンビニエンスストアやスーパーがなかった時代に燃料や食料を取り扱う商店として商売をはじめたという老舗のお店です。時代の変化と共に酒屋さんになったのは昭和30年代。昭和50年頃にワインに特化した店となり、現在は日本酒も多く取り扱うようになりました。

店内にあるお酒の7割ほどはワインです。ヨーロッパ各国、チリ産のものが中心ですが、最近注目を浴びている純国産のワインも取り扱っています。550円のお手軽ワインから最高級のヴィンテージものまで、幅広い品揃えです。
値段の安いワインは開封して空気に触れてからの酸化速度が速く、味の劣化も速いそうですが、すぐに飲みきるのであれば十分に楽しめますと店長さん。逆に、数時間ゆっくりと楽しむにはある程度値が張る高級ワインがおすすめとのこと。空気に触れてから味が花開くように開花するので、芳醇な旨味香りをあえて酸化させることで引き出すそうです。

地下には、温度や湿度を管理する本格的なワインセラーを完備。酒屋さんで地下にワインセラーを作ったのは同店が最初だそうです！

陳列されているヴィンテージワインの数々。特別な記念日や、お子さんや奥様の誕生年に合わせてお買い求めになる方、ヴィンテージワインの収集家などが訪れるそうです。年を経るごとに価値が高まります。
ワインの他には国産、外国産の各種ビール。ウィスキー、バーボンも揃っています。飲みやすい国産のウィスキー、イギリスのスコッチなどは3,000円台からですが、ワインと違って開封後、冷暗所で保存していただければ長く楽しむことができます。

近年日本酒にも力を入れている同店。一升瓶もありますが、四合瓶も1,000円台からとお買い求めやすくなっています。新潟系、京都の濃口など全国の日本酒の取り扱いをしていますが、石川県の全量自家精米にこだわる名酒菊姫と和歌山県のモンドセレクション最高金賞を20年以上にわたり連続で受賞している羅生門がオススメだとか。
贈り物にしたい、こんなシーンで飲みたい、など店長さんに相談すると、ご希望にあったお酒を紹介してくれますよ。

看板娘ならぬ看板猫にも出会えます♪