府中本町駅から徒歩3分、府中街道沿いにある『中華そば青葉府中店』。
趣きのある外観です。
広々として奥行きのある店内には、L字型のカウンター席が並んでいて、木目調と漆黒のテーブルや椅子が高級感のある印象です。すっきりとして清潔感のあるオープンキッチンでは、店主さんやスタッフさんが手際よく調理をしていて活気があります。
店内の券売機の上に貼ってあった、中華そば青葉中野本店の創業当時のお写真。
こちらのお店、トンコツや鶏がらなど「動物系スープ」と、かつお節や煮干など「魚介系スープ」をあわせた「ダブルスープ」を生み出した元祖といわれているお店なのです。魚介系スープの持つ風味と、動物系スープの持つ濃厚なコクと旨味を取り入れた「ダブルスープ」、その深みのある味わいは、たくさんのお客様に支持され、今では多くのお店がこのスープを取り入れています。
同店は、こちらのお店の支店として2008年にオープンしました。取材時は、午後3時すぎでしたが、たくさんのお客様が訪れていて、人気のほどがうかがえます。
店主さんにさっそく作って頂きました。鮮やかな手つきで麺を茹で上げ、具材を盛り付けます。
さあ、出来上がりました。こちらが同店の看板メニュー「特製中華そば(900円)」です。
同店のメニューは「中華そば」と「特製中華そば」、それに「つけめん」と「特製つけめん」の四種類とシンプルなメニュー構成ですが、それだけに味に自信を感じさせます。
お味見をさせて頂きましたが、魚介類の芳酵な香りを感じるスープは、コクがあるのにあっさりとしていて、毎日食べても飽きのこない味わいです。これぞ、名店の味。
同店に来たらこちらも外せません。「特製つけめん(950円)」もぜひ、味わって頂きたい一品です。小麦の風味を感じる特製麺は、つるつる・モチモチとした食感で、濃厚なつけ汁とよく絡み、なんとも美味。半熟玉子やとろけるような食感のチャーシューもたまりません。
じっくりと味わった後は、自家製の「ゆず唐辛子」を少量溶いて頂くと、ゆずの風味と唐辛子のピリッとした辛味がアクセントになり、またちがった味わいをお楽しみ頂けます。こちらの「ゆず唐辛子」は、スタッフさんにお声かけ頂ければ、お出し致します。
こちらは、1日30食限定という大平麺を使った「特製つけめん(950円)」。フェットチーネのような弾力の大平麺は、濃厚なつけ汁との相性も抜群で、記者一押しです。ぜひ、ご賞味下さい。
「小さいお子さんから年配の方まで、うちは本当にたくさんのお客さんがいらっしゃり、何度も足を運んで下さるお客さんも多いんです。うちの味を気に入って頂けて嬉しいですね」と、顔をほころばせる店主の山根永資さん。
お料理の撮影時や試食の際に、「冷めてない?作り直そうか?」と何度も聞いて下さり、優しい人柄を感じさせます。
名店の味をぜひ、ここ府中で味わってみて下さいね。
※ 価格は全て税込
中華そば青葉府中店
042-360-6848
府中市本町1-3-8 (地図)
11:00~23:00
定休日 なし
駐車場なし
HP:http://www.nakano-aoba.jp/
※記事は2016年8月時点のものです。