府中本町駅改札を出てすぐ右手の階段を下り、正面に見えてくるお店が『麺工房 厨(くりや)』です。
2014年にオープンした同店は、身体に優しいおうどんが頂けると幅広い年代から人気です。
店内にはカウンター席とテーブル席があり、木目調のテーブルや床の格子模様が和モダンな雰囲気です。壁には味のある字で書かれた四字書が貼られていて、目を引きます。各テーブル、カウンターには揚げ玉が常備されています。
店長さんのおすすめメニューをご紹介します。
こちらは、「ランチセットのぶっかけうどんとミニ天丼セット(900円)」。
おうどんにミニ丼が付いたお得なランチセットは、同店の人気メニューです。かけうどん・ぶっかけうどん・ざるうどんの中から一品と、ミニ天丼・納豆卵丼・ミニ鶏天丼から一品をお選び頂け、全部で9通りの組み合わせが楽しめます。ランチタイムには、おうどんの大盛りが無料というお得なサービスも♪
こちらは、「厨盛うどん(930円)」。
わかめとネギ、かつおぶしが入ったかけうどんに、海老、鶏、ちくわ、大葉(シソ)の天ぷらがついた満足度の高い一品です。つるっとしてのどごしのいい、モチモチとした食感のおうどんと、丁寧にダシをとってつくられたかけ汁は、優しい味わいで美味。「揚げたてのサクサクを味わって頂きたい」と別皿でお出ししている天ぷらは、素材の旨味を感じて頂けます。
常連のお客様に人気の「カレーうどん(850円)」は、火曜と金曜日のみの数量限定メニュー。
前日から煮込んだ特製カレーは、ひき肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎが溶け込みコクのある味わいでおうどんによくからみます。カレーの香りが食欲をそそる食べ応えのある一品です。
以前は、府中市内で蕎麦屋さんを営んでいたという店長の遊作勲さん。おそばとおうどんの両方を出していましたが、そば粉アレルギーを持つ子どもの事故が紙面をにぎわせたことをきっかけに、「自分の子どもにも安心して食べさせられる料理を提供したい」と国産の食材にこだわったうどん店に転向しました。うどんの小麦粉やダシをとるかつおぶし、天ぷらのお野菜などは全て国産のものを使用し、外国産を使用しているのは海老だけだそうです。
また、店長の遊作さんのお父様が国産大豆100%の納豆とテンペを販売するお店を経営されているため、同店でお出ししている納豆はこちらのものだそう。「父の食に対する考え方には、かなり影響を受けていますね。食材を大事にしている人には、同じ考えの人が集まってきて、そういう人達を見て育ってきたので…」と言う遊作さん。店名の厨(くりや)という漢字には、「豆」という文字が入っています。
こちらは、お父様のお店「(株)登喜和食品」で販売されている「テンペ」。
テンペとは、大豆の煮豆をテンペ菌で無塩発酵させたインドネシアの伝統食品で、健康食としていま注目されている食品なのだそう。試食をさせて頂いたのですが、大豆の優しい甘みが口の中に広がり、美味♪お子さんやご年配の方のオヤツにもよさそうですね。
美味しくて身体に優しいおうどんが頂ける同店に皆さんもぜひ、いらして下さいね。
※ 価格は全て税込
麺工房 厨(くりや)
042-319-8961
府中市本町1-7-4 (地図)
11:00~14:30 18:00~20:30
定休日 日曜
駐車場なし
※記事は2015年11月時点のものです。