東府中駅から徒歩5分、沖縄の赤瓦とオリオンビールの提灯が目印の『沖縄食堂みやら』。
日活撮影所の方に作成してもらったという、年期を感じさせる看板を掲げてオープンしたのは2011年。
その外観と同様に、店内も琉球畳の座敷をはじめ、沖縄の風景がそのまま移ってきたかのようです。
カウンターやテーブル席は宴会にもお一人様飲みにも幅広く利用できます。土日には、府中の森で遊んだ後にお子様を連れて家族で座敷を利用される方が多いのだとか。
もちろんお料理にも沖縄の八重山・西表島から直送される素材を使っており、新鮮な本場の食材を楽しめます。
「沖縄料理は、定番の料理でもその味は家庭によって様々です。そのため、私たちがお出しするメニューのレシピのほとんどは、私の母の実家の味なんです。」お母様が西表島の出身だという店長の松山さんは笑いながら語ってくれました。
沖縄料理の定番、沖縄そば(800円)
澄んだスープに石垣島の南風花食品の麺を使った定番メニューです。コシのある太麺は食べ応え満点!しっかりと煮込まれた手作りソーキは骨周りのお肉も柔らかく、口に入れればホロホロと溶けて旨味が口いっぱいに溢れます。
お好みでフィファチという島胡椒を加えれば、シナモンにも似た独特の香りが更に食欲を増進させて、麺をたぐる手が止まりません!
ランチメニューのちびそば・ちびタコセット(900円)は沖縄そばとタコライスのハーフアンドハーフのセット。量は食べられないけれども色々と楽しみたいという主婦の方に人気のメニューもあります。
アオサーの天ぷら(500円)
西表島の漁師が採った天然アオサーを使った天ぷらは衣がサクサク、中はふんわり。
スナック菓子のような感覚で食べられるので、いくらでも箸が進み、お酒のおつまみにも最適です!
アオサーがとれる時期だけの限定メニューで、常連さんの中には「早くアオサーの時期が来ないかな」なんて待ち遠しくしている方も多いでしょう。
沖縄猪の炙り(900円)
普段耳慣れない沖縄猪。西表島で11〜2月にかけての狩猟期間にしか取れない貴重な食材で、現地でも正月やお祭りでしか食べられない代物だとか。それを現地の猟師から分けてもらい、限定メニューとしてお出ししています。
ニンニクと醤油で食べるお肉は野趣溢れる味わい。あえてそのまま残した皮の部分はコリコリとした珍しい食感を楽しめます。
都内でも沖縄猪を食べられるお店は少なく、数量限定ながらも人気メニューの一つです。
産地直送の素材を使った魚料理やチャンプルー、45分間ひたすらピーナツを練り続けて作るジーマミ豆腐等の定番メニューに加えて、季節ごとの限定メニューをご用意。年間を通してあらゆる沖縄料理が楽しめます。
開店のきっかけは「父が大の沖縄料理好きで、美味しい沖縄料理を食べたいという思いつきから始まったんです」と仰る店長の松山さん。
「スタッフメンバーは学生を含めて皆若く、ぴっちりとしたマニュアルがないので、接客は少し緩いかもしれません、でも、この緩さがあってお客様と仲良くしてもらっているのが、また沖縄らしい雰囲気を作っているのかもしれません」と話してくださいました。
料理も見た目も、あらゆる面で沖縄のゆったりとした雰囲気が滲む同店。三線を使ったライブも行っていて、沖縄をコンセプトにしたお店というよりもむしろ沖縄のお店そのものです。
東府中にいながら沖縄を楽しめるお店に、ぜひご来店ください!
※価格は全て税抜
沖縄食堂みやら
042-319-9058
府中市緑町3-18-2ヴィラハイツ第一東府中1F(地図)
平日17:00~24:00 土曜日曜のみランチ営業 11:00~14:00
定休日 月曜日
駐車場 なし
HP http://ameblo.jp/oki7miyara/
※記事は2015年3月時点のものです。